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起業当初の経理事務をどうすべきか

起業当初の経理事務はどうすべきか

起業した当初は、営業から事務まで社長が一人でこなさなければならないのが普通です。
しかし、そんな多忙な時期でも、経理作業はきちんと行う必要があります。
そうでなければ、利益の把握が曖昧になり、経営に支障が出てきます。
とはいえ、日々の記帳は大変煩わしいものであり、記帳には簿記などの専門的な知識も必要ですので、なかなか素人には難しいものとなります。
出来上がった決算書等に不備があれば、税務署から指摘を受け、修正申告をしなければならないこともあります。
そこで考えたいのが、記帳から申告までの経理事務作業を丸投げするという考え方。
とはいえ、本当に丸投げしても大丈夫なの?と不安を抱いている皆さんに、今回は起業当初の丸投げのメリットをお伝えいたします。

 

自分で経理事務を行う場合のデメリット

まず先に、自分で経理作業を行うことのデメリットから、考えてみましょう。

第1に「疲れと多忙により、事務作業が後回しになる」ということです。

多くの起業家は、朝から晩まで本業の仕事で忙しいと思います。 領収書や伝票の整理は、空いた時間に行おうと考えているはずです。 しかし、起業当初からヒマを見つけるのは至難の業。 本業の忙しさに加えて、さまざまな交渉ごとも増えるからです。 場合によっては、夜も打ち合わせなどで時間を取られるということもあると思います。 結局、疲れて週末まとめてやるということになるのではないでしょうか? ところが、週末は週末で予定が入ってしまい、どんどん先延ばしになって、結局、領収書や伝票の山ができるということになるのです。

第2に「後回しにすることにより正確な記帳ができない」ということです。

溜まりに溜まった領収書の山から、記帳をするのは大変難しいです。 まず、日付通りに領収書をまとめる作業から、始めなければいけません。 単調な作業ですし、時間のムダ。 領収書の整理に時間が予想以上に掛かってしまえば、記帳にさらに時間がかかります。 しかも、古い領収書はどんな取引か思い出すことができません。 こうして正確さを欠いたような帳簿が出来上がっていくのです。

第3に「帳簿自体にミスが多くなり、余計な時間がかかりすぎる」

申告前に、溜まってしまった領収書や伝票を一気に記帳しようと思ってもなかなかできるものではありません。 やりたくないし、面倒くさいと思っているので、記帳もいい加減になります。 記帳がいい加減だと、それを元につくった決算書も必然的にミスが多くなります。 何度もやり直しをすることで、時間が大きく取られるということになります。

こうした経理作業の煩わしさを解消するために、経理担当の従業員を雇うということを考えるかもしれません。 しかしながら、記帳の仕方から教える時間が必要になりますし、もちろん、人件費もかかります。 起業当初で資金に余裕のない起業家にとっては大きな負担です。

 

経理を丸投げにする3つのメリット

では、経理作業を会計事務所や税理士事務所に丸投げしてしまったらどうでしょうか?  さまざまなメリットが考えられます。

第1に、「面倒な経理作業から解放される」ということです。

利益を生まない経理作業から解放されて、利益を生み出す本業に集中できるというのが大きなメリットでしょう。 面倒な会計ソフトによる記帳もする必要もありません。 領収書をまとめて会計事務所や税理士事務所に送付すればいいだけなので、とてもラクです。 しかも、経費になるかどうかという判断も丸投げしていれば、気軽に相談できるので嬉しいです。 そして、丸投げしてしまえば、正しい情報に基づいた正確な帳簿が作成できます。 帳簿を見ることによって、経営判断に必要な経営情報を把握でき、会社を成長させるための決断ができるのです。

第2に「申告の時期が近づいても、焦る必要がない」 自分で経理作業をしていると、毎年、決算の時期になるとそわそわと焦りが出てきませんか? ところが、経理作業を丸投げしてしまえば「領収書や伝票の整理どうしよう……」と悩むこともありません。 しかも、会計事務所や税理士事務所から、やるべきことや用意すべきものすべて教えてくれるから、安心です。 申告でわからないことがあったら、すぐに相談でき、対応してくれるのもメリット大だと思います。 もちろん、税務調査などの際にも心配することはありません。 毎年の税制改正にもきちんと対応してくれます。

第3に「低コストで済む」

経理作業を丸投げする大きなメリットのひとつに、人を雇うよりも低コストで済むというのが、大きいと思います。 経理担当者を雇えば、給料だけでなく社会保険料も会社が負担しなければなりません。 事業の先行きが不透明な時期に従業員を雇うことは、大きなリスクになります。 ところが、丸投げをすることによってリスクを低減し、起業家の負担も減らすことができるのです。

 

まとめ

これまで話して来たとおり、会計事務所や税理士事務所に経理作業は丸投げすると、デメリットというよりは、非常にメリットが大きいことがわかります。 本業に集中する時間を確保するためにも、経理作業を丸投げを一度考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

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