7月1日に、小規模事業者持続化補助金 1次募集の2次受付分の採択結果が公表されました。
当事務所のお客様の中にも採択された方、残念ながら採択に至らなかったお客様がそれぞれいらっしゃいました。
当事務所のお客様のケースと、周囲からの情報による分析(あくまでも私見です。)によりますと、今回の採択・不採択の大きな焦点は下記の通りと考えております。
①提出書類に不備、提出漏れがないこと(当然ですが・・・)
②従業員数が5名以下の事業所が比較的通りやすい
(公募開始時点で従業員数が5名以下の事業所を5割以上採択と公表されていた。)
③現在行っている事業の販路開拓よりも、新事業の立上げに対する販路開拓の計画の方が採択されやすい
④新たな雇用を伴う事業計画の方が採択されやすい
⑤融資を伴う事業計画の方が採択されやすい
以上、5点については、あくまでも当事務所と当事務所の提携士業等との打ち合わせによる私見となりますが、上記①については当然であり、上記②については公募開始時の公表通りであります。また、上記③~⑤につきましては、最近の補助金の公募目的が顕著に表れているところでしょう。
補助金や助成金には、その時々の流れにより募集目的が変化しますが、最近はもっぱら、「創業者や新事業を増やして雇用と融資を増やす」というものになっていると考えられます。
これは、6月末日に応募が締め切られた「創業補助金」についても同様と言えるでしょう。
なお、今回は1次募集ということでしたので2次募集があることを多くの方が予想されていましたが、今回の1次募集の2次受付に応募が殺到し予算をすべて使い果たしたとのことで、2次募集はされないこととなりました。
ただ、今後も類似の補助金の公募がなされることは期待できますので、期待して待ちましょう。