前回に引き続き、飲食店経営ガイド【開業から黒字店舗経営に必要ないくつかのルール】今回は第2回です。
飲食店を開業するまでにやるべきことは、想像以上に多岐にわたります。一つひとつ計画的に進めなければいけません。今回は、飲食店を開業する際に必要な事項について、流れを追って解説します。
【開業準備の手順は12項目に大別】
飲食店のオープンまでにすべきとはバラエティーに富んでいます。大まかな手順だけでも12の項目に大別されます。(12項目の内容については前回のブログVol.1を参照・・・http://www.kure-zei.com/blog/%e8%b5%b7%e6%a5%ad%e3%83%bb%e6%b3%95%e4%ba%ba%e8%a8%ad%e7%ab%8b%e6%94%af%e6%8f%b4/%e9%a3%b2%e9%a3%9f%e5%ba%97%e7%b5%8c%e5%96%b6%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%83%89-vol-1%e3%80%90%e9%96%8b%e6%a5%ad%e5%89%8d%e3%81%ae%e6%ba%96%e5%82%99%e3%80%8c12%e3%81%ae%e3%83%9d%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%88.html)
お店のコンセプトを決め、物件を探し、事業計画を練って資金調達をして・・・と、開業前から大忙しに駆け回る必要があるでしょう。
しかし、お店を開いた後に致命的なミスが見つかってしまっても後の祭り。一日も早く開業したい気持ちをぐっと抑えて、ここはしっかりと準備を整えましょう。
【開業資金は余裕を持ってシミュレーション】
では、開業の際にお金はどれくらい用意すればいいのでしょうか。
開業資金がどれだけ必要なのかは重要なポイントです。まずはシミュレーションしてみましょう。開業資金は下記の2つに大別できます。
◆物件取得費用
保証金(敷金)、礼金、仲介手数料、造作譲渡費(居抜きの場合)、前家賃、その他
◆店舗投資費用
厨房機器費、看板施工費、内装・設計費、店舗クリーニング費、募集費、販売促進費、備品費、開店
前経費、その他
これらを一つひとつ確認し、どれくらいの費用がかかるのか算出してみましょう。
飲食店開業にあたってのポピュラーな融資先としては、日本政策金融公庫、商工会議所の中小企業向け融資、各都道府県や市町村役場で実施している新規事業資金融資などが挙げられます。
融資を受ける際には事業計画書が欠かせません。金融機関等で用意しているひな型だけではなく、自前で計画書を作成し、熱意を伝えましょう。
その際、適切なアドバイザーとして我々のような融資に強い税理士が役立ちます。計画書の作り方についてのアドバイスはもちろんの事、日本政策金融公庫等やその他の金融機関とも太いパイプがあります。
開業資金の融資をはじめ、分からないことは何でも事前にご相談下さい。
・・・次回に続く・・・