今回より、「飲食店経営ガイド」として複数回にわたり【開業から黒字店舗経営に必要ないくつかのルール】を連載させて頂きます。
飲食店のオープンまでにすべきことはバラエティーに富んでいます。大まかな手順だけでも12の項目に大別されます。
今回は、その12の項目についてポイントを整理していきたいと思います。
ポイント①・・・コンセプト設定
業種、客層、利用動機、価格帯などを検討し、どのようなお店にしたいのかコンセプトを設定します。
ポイント②・・・物件探し
コンセプトに合った店舗物件を探します。店舗が繁盛するか否かは立地次第。良い物件が見つかれば、周辺調査や平日・土日・昼夜の人の流れもリサーチしましょう。
ポイント③・・・事業計画
コンセプトに基づき、投資額や開業後の収支シュミレーションを出してみます。融資を受ける際の資料にもなり、ここでの数値算出を間違えると致命傷になるので、非常に重要です。
ポイント④・・・資金調達
開業に必要な資金を調達します。自己資金、親類等からの借入、金融機関からの融資(目安として自己資金の2倍程度)等で開業資金を集めます。
ポイント⑤・・・店舗内外装設計・施工
物件契約後、店舗や内装のデザインを決定し、施工業者との打ち合わせを行います。多くの専門的な確認と交渉を要します。
ポイント⑥・・・メニュー開発・構成
メニュー開発にあたっては、食材の品揃えや品質はもちろん、配送のルートやタイミング、受発注サイクル、支払いサイトなどを総合的に判断して仕入業者を選びましょう。
ポイント⑦・・・備品購入
店舗で使用する厨房用具や食器等の備品を調達します。
ポイント⑧・・・許認可申請
保健所や消防など、必要な許認可を調べて申請手続きをします。認可が下りるまでの期間も確認しましょう。
ポイント⑨・・・求人
開業予定日に間に合うよう、スタッフの募集をします。
ポイント⑩・・・スタッフ教育
調理や接客の研修をします。
ポイント⑪・・・マーケティング
店舗オープンの告知をチラシやWeb サイト上で行います。
ポイント⑫・・・マニュアル整備
調理や接客のマニュアル等を作成します。
以上、12の項目についてのポイントとなります。
次回以降か複数回にわたり飲食店経営ガイドを掲載させて頂きます。